発達障害を持つ女性のためのコミュニティ

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代表からのメッセージ

はじめまして。Decojo代表のちひろと申します。
これまで私はオンライン・オフライン含め、延べ50回以上の当事者会を主宰し、数百人の女性当事者と対話しました。
これだけ活動していると、Decojoというコミュニティの特徴として見えてきたものと、反対に主宰すればする程、忘れがち、気づかなくなってしまった事があります。

私たちのパワー

まず、見えてきたものは、このコミュニティに所属している方のエネルギーの高さです。
特にオフ会では、元気をもらっているのはむしろ私の方なのではないかという位、参加者の皆さんのパワーを感じます。
それもそのはずで、無数にある情報源からDecojoのイベントを探し出し、申し込み、そして当日起きて準備して、電車に乗って、会場を探して、参加費を払って、さらに知らない人と話すわけです。
考えてみると沢山ハードルがありますよね。そんなハードルを乗り越えて来た人が参加するので、パワーが強いのも納得です。

オンラインも同様です。まだまだ小さいコミュニティであるDecoojoを見つけて下さった皆さんは、普段から情報収集のアンテナが非常に高いのだと思います。

そんな皆さんと何度もお会いしていくうちに、参加者の皆様に不思議な変化が起こった事を、私は幾度となく目撃しました。
「Decojoに来て心から笑えるようになり、友達が出来ました」
「Decojoにきて『私これでいいんだ』と思えるようになり、行動できるようになりました」
「Decojoの運営を手伝う事で刺激を受け、自分でも新しい会を立ち上げてみました」
皆さん口を揃えて「Decojoのおかげ」と仰って下さいますが、私からするとこれは全て皆様自身の手柄だと思っています。

Decojoは本当に小さいきっかけに過ぎません。でも、それでいいんです。
人の人生を変えるなんておこがましいと思いませんか? その人の人生はその人自身のものです。
外野がとやかく言って変えるものではありませんし、そんな事で人は変わりません。

”変わる”のではなく、元々の皆さん自身を”解放していく”

Decojoというコミュニティはその一歩として最適なコミュニティなのかもしれません。
Decojoの参加者に起きた不思議な変化は全て皆様自身が前向きに行動した結果であり、Decojoは本当に小さなきっかけに過ぎません。
それで良いんです。Decojoに所属している方は全員エネルギーに満ちあふれています。
ほんの小さなきっかけさえあれば、自分で一歩踏み出せる人たちだと、この会を主宰して感じることです。
今はまだ前を向けない人も、深く傷を負っている人も、Decojoには沢山います。
でも、そんな彼女達が、いつしか自分が手を差し伸べる側になっているのがDecojoというコミュニティの凄い所だと私は思うのです。

私たちの強さ

そして、反対に見えにくくなっていたもの。それは、私たちには『弱さをさらけ出す強さがある』という事です。
あまりに当たり前になりすぎて、私はつい最近、人から指摘されるまでこの凄さに全く気づきませんでした。

それは、新聞社さんから取材を受け、記者さんがオフ会に参加してくれた時の事です。
「こんなにも弱みを堂々と話し、そして助けを求めるってなかなか出来る事じゃないと思います」と取材に来た記者さんがポロリ。
弱みをみせるとつけ込まれる、出来なくても出来る振りをしないとダメ人間だと思われる、出来て当たり前・出来なきゃ減点
まだまだこういう価値観で生きている人が非常に多いと感じます。これには発達の有無は関係ありません。
その価値観がダメだ、間違っているとは言いません。
でも、たまには息抜きしませんか?

私たちの会は確かに自分たちの弱みを堂々と話します。それが笑い話になったり、時に教訓になったり。
誰かの”できない”は人に話す事で”価値”に変わっていきます。
自分の中に”できない”を閉じ込めているうちは、心の中にずっと枷として残ります。
”できない”を口に出して語った瞬間、それは教訓や笑いやアイディアを与えてくれる”価値”へと変わっていくと私は思っています。

さいごに

Decojoの魅力を語るには、このページだけでは短すぎるようです。
興味を持って下さった方は、是非Decojoに参加して下さい。

代表ちひろについての詳細はこちらのブログをお読み下さい⇩
私が発達障害に気づいた理由
発達に気づいてからでこ女を立ち上げるまで

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代表 ちひろ