発達障害を持つ女性のためのコミュニティ
2021年03月01日
こんにちは、お久しぶりのブログ投稿です。
半年ほど前、保護犬を引き取って一緒に暮らしはじめました!
もうめちゃくちゃ可愛いです。家族全員メロメロです😆
ただ、やっぱり大変です!
なのでADHD当事者である自分がメインとなって動物を飼う、ということについて
書いてみようかなと思いました。
先に。
TwitterやYoutubeをされている某精神科医の先生は、発達障害やうつで動物を飼うことはオススメしない、と書かれていました。
私も、安易に飼うこと、アニマルセラピーで自分が良くなるかもという期待で飼うことはしないほうが良いと思います。
私は実家暮らしです。
子供の頃から、小型犬を飼っていて、一番多い時で3匹いました☺
その最後のコを看取って、犬を飼いたいけどまだ次のコって気持ちにもなれないね…なんて話していた矢先に、
母が事故で重度の身体障害者になりました。
退院して在宅介護となり、1〜2年ほどバタバタして、介護の状況と気持ちが落ち着いてきて
それと同時にコロナ自粛となり、自分自身のリモートワークが以前よりも増え(前から週3ほどリモートワークでしたが!)
また犬を飼うという体制が整った時に。
前に飼っていたコたちと感じが似ているコに、保護団体さんのサイトで出会ってしまい……!!
運命だな!と思って家族と相談して、保護団体さんのルールに則って、迎え入れることになりました😆
いーっぱい悩みました。
子供の頃からいた前の3匹は、母が元気な時に、両親がメインでお世話していて、
私は時々ごはんをあげたり時々散歩にいくくらいで、愛でるだけだったので
私がメインでお世話をすること、もし両親になにかあっても1人でお世話をすることになること、それが自分にできるのかどうか…。
動物を飼うということは、その子の一生を背負うことです。途中で「やっぱ無理」はできません。
私はADHDです。つまり、部屋の片付けがめちゃくちゃ苦手…。
動物を室内で飼う場合は、誤飲を防ぐために、部屋は片付けないといけません。
とりあえず小型犬の場合は、高いところに乗れないので、床はきれいじゃないといけません。
家族と相談して、部屋の使い方を変え、大きく模様替えをしました。
大型の家具は父と運びましたが、あとは1人で。
物もたくさん処分しました。
それができないと、今後お世話して続けられないと思ったので。
そんなこんなで、自分なりの条件と、保護団体さんの条件をクリアして、無事迎えいれることができました!
1日目の夜は、とにかく落ち着かなくて大変!
ずーっとうろうろ歩き回るので、抱っこしてお腹を撫でて落ち着かせ、またしばらくすると落ち着かずの繰り返しで、寝れたのは朝5時!
正直、これが続くなら、保護団体さんにお返しすることを考えなければいけないかもと、自信をなくしました…。
保護犬では本当にこういう状態が続く子もいるみたいですが、
うちの子の場合は、2日目には少し落ち着き、3日目には大の字で眠ってくれました笑
迎え入れた保護犬ちゃんは、先天性の疾患を持った子で、そのためにブリーダーから放棄されたコでした。
なので、我が家に来た時はすでに2歳半。トイレもあまり覚えていない状態を2年半経験しているわけです。
そのため、トイレを覚えさせるのが大変…。
試行錯誤しながら、部屋によっては覚えても、他の部屋ではだめだったり。
3〜4ヶ月はトイレの始末に追われていた気がします😅
半年くらいたった今、やっと各部屋で、だいたい成功するようになった、という程度です。
トイレのしつけも大変だったけど、毎日毎日で大変なことはやっぱり、
お世話にお休みがないということです。
発達やうつなどがあると、調子が悪い日、動けない日もあったりすると思います。
それでも、ご飯をあげないといけないし、トイレの始末もしないといけない。
うちの子は長毛種なので、定期的にブラッシングもしないと毛玉になっちゃうし、歯ブラシや目やにをきれいにしたり、
やることはたくさんあります。
犬種によっては、お散歩も毎日や、1日に数回必要です。
うちではどうしても私が無理な時は、家族に最低限のこと(ごはん、トイレ)だけ協力してもらっています。
ご飯代、ペットシーツ、おやつなどはもちろんですが、
前の方にも書きましたが、先天性の疾患を持っていてブリーダー放棄された子なので
引き取ってすぐに病院に行き、大学病院で2回も手術を受けました。
ブリーダーやペットショップから迎え入れるよりも、かなりお金がかかっていると思います。
それでも、一度家族に迎え入れたなら元気に長生きしてほしいので、手術を受けることにしました。
その手術以外でも、長毛種なので毎月のトリミングが必要だし、4〜12月はフィラリア予防のお薬が必要です。
狂犬病ワクチンは、毎年の摂取が国で義務付けられています。
うちの子の場合は、保護団体ですでに受けさせていたためなかったですが、
子犬の場合は、混合ワクチンを最初に2回受けたと記憶しています。
あとは。どうしても色々買ってあげたくなっちゃうんです。笑
おもちゃ、リボン(長毛種でトップノットというのにしているので)、おやつ、犬用ベッドとか…。
服やハウスは、前の子のお下がりがあるのであまり買わずに済んでいますが!
うちの子なんでも似合っちゃうからなぁと、欲しくなっちゃいます笑
私は迎え入れてよかったなぁと思ってます!
自分自身も少し成長できた気がする。片付けも、完璧じゃないけど前よりできています笑
本当に可愛くて可愛くてたまらないし、癒やされる。
それに「私が生きなきゃ」と思えるようになりました。生きる理由ができました。
でもそれも、家族の協力があってこそ。一生を背負う覚悟ができてこそ。
最近は動物番組でも、保護動物団体を取り扱うことが増えて、
保護動物を引き取るという選択をする人も増えてきたと思います。
行き先のない子を引き取るという選択は、とても良いことだと思います。
でも、(猫についてはよく知らないのですが)犬は、犬種によって特徴が結構ちがいます。
大きさも、必要な運動量やごはん量も、適正体重やなりやすい病気や怪我も、犬種でわかることは多いです。
たとえば、元がスタンダードで小さくブリーディングしていって作られたトイプードルなどは骨折しやすいため、ソファなど対策が必要ですし
テリア系は、小さくても狩猟犬の系列のため、必要な運動量が多かったりします。
保護犬は、うちの子のように病気によるブリーダー放棄や繁殖引退犬など、犬種がわかっている子も多いですが
そうではない子もたくさんいます。
犬種がわからない、ミックスや雑種である場合、そういったことが手探りになるため、
初めて犬を飼う人には向かないと思います。(保護犬に限らず「ミックス犬」すべて)
また、保護犬はそれまで一度もケージから出たことがなかったり、可愛がられたことがなかったり、虐げられた経験がある子もいます。
子犬から飼う場合よりも、しつけが大変な場合が多いです。
最近はペットショップから迎え入れたり、純血種であることを批難する人もいますが
何も知らずに保護犬を引き取って、「やっぱり無理」となるよりは、
きちんとしたブリーダーさんや、信頼できるペットショップから向かいれることも、良い選択肢だと思います。
そういったことを考慮した上で、迎え入れられる環境や覚悟があれば、ぜひ保護犬を迎え入れてほしいなぁと思います。
テレビでチラッと言っていたのを聞いただけですが、
悪質なブリーダー(パピーミル)を排除するため、スタッフの数によって飼育できる頭数を制限したり、1頭の出産回数を制限したりと、法改正が予定されているそうです。
今後そういったことで悪質なブリーダーが排除され、きちんとしたブリーダーさんが残り、
ペットショップが、生体販売ではなくブリーダーさんとの繋ぎのようなことと、飼育講習のような場所になり
飼育放棄される子ができるかぎりいなくなるといいなぁと思っています。
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