今日は本の紹介その2と称し、第1章『自分に合う仕事を見つけたい』を紹介します。(本の購入リンクはこちら

前回のブログでも書いた通り、当事者会で出てくるお悩みのNo.1は仕事です。
正直、『仕事』というテーマは発達障害の有無と関係なく、結構普遍的なテーマですよね。
思えば1日8時間くらい職場に居るわけだし、下手し家族よりも職場の人の方が関わる時間が長い人だっているのではないでしょうか。
良くも悪くもフルタイムで働くと、仕事が人生に占めるウエイトというのは高いのです。
だからこそ仕事は人生の幸福度に直結すると言っても過言ではなく、この章はめちゃくちゃ重要なので第1章にもってきました。


発達障害の有無とは関係なく悩みが多い『仕事』ですが、発達民の仕事の悩みには特徴があります。
それは、「適職がわからない!」という方が圧倒的に多いという事です。
発達障害=凸凹(でこぼこ)なんて表現されるくらい、得手不得手に差があるのが発達民です。
たまたま自分の凹(苦手)分野の仕事に就いてしまうと、人の数倍努力しても成果は人の半分以下、なんて悲惨な事もよくあります。(私はかつてこんな感じで仕事が詰みました)
「自分に合う仕事をやった方が良い」とよく言われるわけですが、この「合う仕事」を見つける事が難しいのです。
一般的にADHDの人は行動力があるから営業向きで、ASDの人は集中力があるから研究職等が向いてます!なーんて言われたりしますが、正直、これに当てはまらない人の方が多いでしょう。
営業が苦手なADHDもいるし、研究職なんてなり方すらよくわからないし…
合わない仕事を繰り返しているうちに、「私に凸なんてないんじゃ…?」なんて思えてくる事も…。
そういう人にとって大事なのはまず、自分を知る事です。超・月並みですが、『自己分析』
本では具体的に自分の得意を見つけるための方法を第1章の「適職がわからない」で紹介しています。

 

特性理解に役立つ読者特典が付いてきます!


今回の本には、自己分析について、本文中の解説はもちろん、読者特典もお付けする事になりました!
自己分析におけるナビゲーションブックの活用方法』という名で、ナビゲーションブックを活用した自己分析(特性理解)のやり方を読者特典として付けています。
ナビゲーションブックは一言で言うと“自分のトリセツ”です。
何が苦手でどんな配慮をして欲しいのか、逆に出来る事はなにか…そんなのが一目でわかるシートを作るために、ワークシート形式で、埋めていくのがナビゲーションブックです。
障害者雇用の現場で良く使われているので、障害者雇用を検討したことがある方はご存知かもしれません。
各企業や団体が色んなフォーマットを出しており、大体無料なので、興味がある方は検索してみてください。
私のおススメは独立行政法人高齢・障害・求職者支援機構が無料で公開している[ナビゲーションブックの作り方]という資料です。
今回の特典は、こちらの資料を用いた自己分析(特に特性理解)の方法をPDF資料で解説しています。


こんな感じでどういう手順で書けばいいのか、実際に私はどう記入したのか、という手順&実例を入れています。
「自分の発達特性をあまり理解できていない」 「人に特性を説明できない」 という方であればこちらの特典が役立つと思われます!
今回の特典は、トータル50ページある[ナビゲーションブックの作り方]の中から、特性理解に役立つものをピックアップし、「こういう手順で自己分析するといいですよ~」 「見本はこんな感じです~」 というのが書いてあります。
ナビゲーションブックを完成させるための特典では無いので、要注意です!
是非お楽しみに!

話を仕事に戻します。
発達民は「適職がわからない!」という悩みが圧倒的に多いと言いましたが、それと同じくらい多いのが「離職しちゃう!」という悩みです。
その裏にはもちろん、前述の通り「合う仕事がわからない!」という人も多いのですが、離職の理由はそれだけではありません。
無理が祟って体調不良、人間関係が良くなかった、通勤がきつ過ぎて限界、 等々
自分に合う仕事を見つける事も大事なのですが、長く働くためにはそれ以外の要素というのもかなり重要です。
でもこれって人によって全然基準が違うので、一般論では語れなかったりします。
「多少仕事がきつくても、自分に合う仕事がやりたい!」という人もいれば「給料が安かったとしても定時で帰れて趣味に時間を割ける会社が良い!」という人もいますよね。
何が大事なのかはそれぞれの人の価値観ですが、この“価値観”というふわっとした指標が会社選びの際に我々を混乱させる原因になったりします。
そんな悩みを解決してくれるのが、『科学的な適職』です。(ここでまさかの他の本を紹介するという)
科学的根拠に基づいて何が適職なのかを解説してくれます。基準がかなり明快で、読めば納得の一冊です。
「就活前に読みたかった!」とうなる事間違いなしの名著です。
他の本を紹介している場合ではないのですが、今回の“ちょっとしたこと”第1章「会社選びが難しい」にも特典が付いてくるんですよ。
その特典というのが、『科学的な適職』を参考に作成した『会社比較シート』です。

こんな感じでどの会社が自分に合っているのが、点数で出ちゃうという優れもの!このExcelをプレゼントします。
Excelなので、当然自動計算!私のように計算苦手民にもありがたい仕様です。
中身も発達民ナイズされているので、参考にしてください♪


作成にあたり、ほなみさんにはかな~~~り協力いただきました。ほなみさん、ありがとう!
今回の“ちょっとしたこと”には特典が2つ付くのですが、どちらも『仕事』関連の特典です。
それだけ『仕事』の悩みって多いですし、何よりここが改善すると人生ガラリと変わっちゃうので、かなり力を入れました。
(もちろん、他の章もめちゃくちゃ力いれていますよ!)

自分に合う仕事を見つける、合う会社を見つける、どちらもめちゃくちゃ大事です。
しかし、仕事を長く続けるために一番大事なのが「無理をしない!」という事です。
皆さんは“過剰適応”という言葉を知っていますか?
ついつい能力以上に頑張って無理しちゃうというのが過剰適応です。
その名の通り、過剰に周囲に適応しちゃうんですね。
頼まれた仕事を断れず、キャパオーバーになる
人間関係で過度に気を使って、心が休まる暇がない
こういうのが過剰適応です。
まあでもどこまでが“過剰”なのかってすごーーーく難しいです。
自分ではただ頑張っているだけと思っていたのに、体調が壊れてはじめて自分が“過剰”適応だったと気づく人は少なくありません。
頑張るのってすごく大事だし、慣れない職場でリラックスしろというのも無理な話です。
第1章「つい無理をしてしまい、仕事が続かない」にてこの過剰適応についても触れています!

第1章は他にも『障害者雇用で働きたいけど悩んでいる』 『報連相がうまくできない』という超ホットな項目を入れているのですが、今日のブログでの紹介はここまでにしたいと思います。
正直、まだまだ書けるんですが、書きすぎて終わりが見えないという笑
とにかく、第1章だけでこれだけ魅力的な内容が詰まっています!
是非、本を楽しみにしていてください♪

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